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2016S/Sトレンド予測【第1弾】 ニューフェイススーパーフード ランキングTOP10

11月25日に開催された記者発表会において、一般社団法人 日本スーパーフード協会では、「2016S/S(春夏)トレンド予測」として、「ニューフェイススーパーフード ランキングTOP10」、「リアルスーパーフード ランキングTOP10」を発表いたしました。
ホームページのニュースにて、第1弾として、「ニューフェイススーパーフード ランキングTOP10」をご紹介いたします。

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2016S/S トレンド予測
ニューフェイススーパーフード ランキングTOP10
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ニューフェイススーパーフードとは、アメリカで今ブームとなっているスーパーフードの中から、日本スーパーフード協会が日本でも推奨したい新しいスーパーフードのことです。これをランキング形式で、トップ10として発表いたします。

第1位  アマランサス
第2位  テフ
第3位  ワイルドライス
第4位  アマニ(亜麻仁・フラックスシード)
第5位  ブラック・クミンシード
第6位  タイガーナッツ
第7位  ビーツ
第8位  ピタヤ(ドラゴンフルーツ)
第9位  チャーガ
第10位 メイプルウォーター

▼詳細はコチラ▼
ニューフェイススーパーフード ランキングTOP10の解説


【レポート】トップスーパーフードマイスターのデビューセミナー

トップスーパーフードマイスターの浜本さんが
10月18日のいちかわコルトンプラザ、ダイエー「ボタニカルショップ」で
自身初のスーパーフードセミナーを開催しました!
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はじめは緊張した様子の浜本さんでしたが、
2回目にはばっちり、お客様の心をつかんでいましたよ!
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今回は根昆布とチアシードを使った、とろろ風ごはんレシピ(^^)
馴染みのある味は、老若男女問わずスーパーフードを取り入れられますよね。
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「お客様の健康に対する意識、スーパーフードへの関心の高さをひしひしと感じながら、私も熱くお話させて頂きました。近いうちに、新しいレシピを持ってまたセミナーをさせて頂きたいです!」と浜本さん。次回のセミナーも楽しみですね。


【レポート】スーパーフードマイスターのセミナー

10月11日(日)いちかわコルトンプラザのダイエー「ボタニカルショップ」にて
スーパーフードマイスターの山島さんがセミナーを開催いたしました!
協会の講座で続々とスーパーフードマイスターやエキスパートが誕生する中、
その活躍の場のひとつがこちら「ボタニカルショップ」で定期的に開催されている
スーパーフードのセミナー。
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身につけた知識で、ダイエーにいらっしゃったお客様に
日常的に使えるスーパーフードレシピなどの紹介をしています。
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山島さんのセミナーはスーパーフードを知らない人にもとてもわかりやすく、
マカの即席漬けも簡単で真似しやすく、大変好評でした。
終了後に感想を聞くと、「とても楽しかったです。目の前でお客様の反応がわかるのがうれしい!」
と、笑顔で話してくれました。
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次回のセミナーは11月1日予定!
次のセミナーも楽しみですね。


【レポート】ダイエー赤羽店 ボタニカルショップオープニングイベント

スーパーフードエキスパートの仮野文奈です。
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2015年6月20・21日の2日間開催されたボタニカルショップ@ダイエー赤羽店のオープニングイベントにお邪魔してきました。地元の皆さん、そして健康食やスーパーフードに興味のある沢山のお客様が来店下さり、大いに盛り上がりました。
例えばココナッツオイルやチアシードなどのスーパーフードを買う際、“あの商品はあのお店にはあるけどこの商品はあっちのお店行かないとないし・・・”と、
いくつかのお店やネットなどを探さないと比較できず、苦労された方も少なくないはずです。
しかしこちらのスーパーフードコーナーは、種類別に色々なメーカーの商品がまとめて陳列されているため、手に取って比較して選べるようになっています。
これは個人的には一番うれしいかも・・・笑
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フロア全体の天井が高くて明るく開放的で、グリーンのインテリアも多く配置されていてとても気持ちの良い、風通しの良い売場です。ぜひ皆さんも一度ゆ~っくり楽しみに来てみてください!


【レポート】日本スーパーフード協会監修のコンセプトストア『Botanical Shop』2号店オープン!!

日本スーパーフード協会監修のコンセプトストア『Botanical Shop』2号店オープン!!
オープン記念特別セミナーは満員御礼

 
2015年6月20日(土)、ダイエー赤羽店が『フードスタイルストア』として大きくリニューアルし、同店2階には『Botanical Shop』がオープンしました。

『Botanical Shop』は、2014年11月にダイエーいちかわコルトンプラザに第1号店をオープンさせたコンセプトショップ。「スーパーフード」「アレルゲンフリー」「オーガニック」「マクロビオティック」という4つのテーマによる品揃えは、ヘルスコンシャスな女性や、美と健康に関心高い方々に支持されています。
「スーパーフード」のカテゴリーは、品揃え、メニュー、イベント企画までを日本スーパーフード協会が監修しています。
 

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オープンを記念して、日本スーパーフード協会アカデミー副校長森弘子氏、同協会ビューティー・スーパーフードマイスターで美容アドバイザーの鈴木絢子氏による特別セミナーが開催されました。

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ダイエットや美腸、美肌など、女性にとっては興味深いテーマを中心に、スーパーフードの効果的な取り入れ方を学ぶ計4回のセミナーは、いづれも満員御礼。幅広い年齢層の受講者の方々が参加されており、メモをとったり、講師の話に力強くうなづいたり、熱心な様子で耳を傾けていらっしゃいました。そうした姿に現在のスーパーフード人気の高さを実感しました。

 

会話を交えながらのセミナーは和やかな雰囲気で行われ、受講生の方から積極的に質問も飛び交い、30分があっという間に感じられるほどでした。
特に、スーパーフードを日常の食生活に無理なく簡単に取り入れる方法のデモンストレーションは大いに盛り上がりました。皆さん、すぐにもスーパーフードを生活に取り入れたいとおっしゃっていました。
今回のセミナーはお土産としてデモンストレーションで使用したスーパーフードをお持ち帰りいただいたのですが、きっと受講生の方々の日々の食卓を彩っていることでしょう!

 

受講生の方に参加されたきっかけをお伺いしたところ、「お姉ちゃんがスーパーフードを使っていて興味を持った」とのお答えが返ってきました。「家族との共通の話題になれば良いと思って」とお話しくださる表情は、とてもにこやかで印象的でした。

 

『スーパーフード』というキーワードをテレビや雑誌、食品売り場で見かけることが本当に多くなってきました。ただ同時に、『どう使っていいのか分からない』という声が私の周囲でも多いのが現状です。今回のセミナーをきっかけに、スーパーフードの魅力はもちろんのこと、日常での活用方法を学んでいただけたことには大きな意味があったのではないかと思いました。
 

トップ・スーパーフードマイスター 長島 綾子

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【コラム2】森弘子「まさに日本的スーパーフード!大麦②」(テーマ:雑穀)

 

mori雑穀のなかで、スーパーフードの代表としてあげられるキヌア。

キヌアは、インカ文明の昔からアンデス地方で穀物として作られてきました。近年、その栄養価の高さ、豊富さから日本でも脚光を浴びているキヌアですが、コメ文化の日本において、キヌアを穀物として日常的に食べるのは、大多数の一般的な家庭ではまだまだ馴染み難いというのが現状でしょう。

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 実は、私たちが慣れ親しんできた、日本の伝統的な食習慣の中に、スーパーフードと呼ぶにふさわしい穀物があります。それが皆さんご存知の「大麦」です。

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 約1万年も前から、メソポタミア文明が栄えた地域で栽培されていたという大麦が日本に渡ってきたのは、弥生時代の終わりつまり卑弥呼が邪馬台国を治めていた時代にまで遡り、奈良時代には既に栽培が始まっていたそうです。その後、味噌や焼酎の原材料として用いられるだけでなく、麦飯として庶民の食卓にのぼってきた日本の伝統的な穀物の一つ大麦。しかし、白米を食べるのが一般的になった近現代の食生活では、大麦そのものが食卓に登場する機会が激減してしまいました。こうした状況は、大麦から日本人が受けてきた恩恵をみすみす手放すことになっているのです。

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 大麦は優れた栄養価を持つ穀物です。精白米に比べ、カルシウムは3倍、カリウムは2倍。タンパク質も白米に勝ります。そして特筆すべきは、食物繊維の含有量。大麦は100グラム中8・5グラムの食物繊維を含みます。これはなんと白米の17倍。ゴボウやサツマイモなど食物繊維の含有量がきわめて多いと言われる食材、またはスーパーフードのキヌアに比べてもなお勝ります。

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  しかも大麦には「不水溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の二種類がほぼ半量ずつ含まれています。この二種類の食物繊維は異なる働きをします。不溶性食物繊維は大腸で水を吸収し排便を促進、便の腸内通過時間を短縮することで発ガン物質の腸内滞在時間を短くして、発ガンを抑制します。一方の水溶性食物繊維は、食物の腸内での消化速度を遅らせて、糖質の吸収を抑制します。それにより急激な血糖値の上昇を抑制してくれます。また脂質吸収を阻害して、食後のコレステロールの吸収や血中コレステロール値の上昇をおさえるのです。つまり、不水溶性食物繊維は消化管関連の疾患予防に、水溶性食物繊維は代謝関連の疾患予防に効果を発揮し、糖尿病や肥満予防に対する効果が望めます。

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 二種類の食物繊維の働きをこのように整理すると、その両者をバランスよく含む大麦が、いかに理想的でスーパーフードと呼ぶにふさわしい穀物かお分かりいただけることでしょう。

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 大麦の水溶性食物繊維=βグルカンの含有量は他の麦、例えばオーツ麦、小麦と比較しても勝ります。

 また、アメリカ食品医薬局(FDA)が大麦βグルカンを含む食品に、冠動脈心疾患のリスクを下げるという趣旨の健康強調表示を許可していることからも分かるように、大麦の健康効果は欧米諸国でも認められています。

 伝統的な日本食離れが進み、食生活が欧米化した現在の日本人の食物繊維の摂取量は減少しています。できるだけ手軽に生活習慣を改善したい方にとって大麦は救世主と言えるのではないでしょうか。

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 大麦は決して調理の難しい食材ではありません。精白した製品が多く出回っているので、玄米などに比べると、大変手軽に炊くことができます。

 精白すると栄養が失われることを心配する方もあると思いますが、大麦は精白しても、その栄養価に変化がないのです。米は精白することで、外皮に含まれる食物繊維が失われてしまいますが、大麦はでんぷんが含まれる胚乳部分に食物繊維があるので、精白してもその栄養価に影響がないのです。そのため様々なかたちに加工することが可能で、例えば米粒と変わらない粒状の製品などは米と一緒に炊くのに都合良く、存在が目立ちにくいので、大麦初心者や子供にも大変馴染みやすいと思います。

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 他の伝統食材との相性もよい大麦を利用することは、日本の食文化の継承にも繋がることでしょう。風土に由来する食材は、その土地に住む人の健康にとって、自然でとても馴染みがよいはずです。総摂取カロリーの60パーセントを占める炭水化物ですから、風土に根ざしたものを食べることの意味は大きいといえるはずです。

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Presented by  スポーツ・スーパーフードマイスター 森 弘子


【コラム1】森弘子 「アスリートフードとしての大麦①」 (テーマ:雑穀)

 

森 弘子  アスリートは炭水化物の摂取に無関心ではいられません。どのような炭水化物を摂取するか、それは体作りだけでなく、試合の勝敗にも関わる重要なテーマなのです。例えば試合に必要なエネルギー摂取とその効率的な代謝の為に、持久的なスポーツを行うアスリートはカーボローディングを行います。これは試合の3日前から、炭水化物の摂取量を増やすとともに、ビタミン、ミネラルをしっかり摂取することで、体内にグリコーゲンつまり試合当日に必要となるエネルギーを蓄えておくというものです。あるいは試合直後のアスリートは、試合で消耗した体力を回復させるために、グリセミック指数が高い食材、つまり消化吸収が迅速な炭水化物を積極的に摂取します。このようにどのような炭水化物を、どのようなタイミングで摂取するかということがアスリートの栄養摂取の一つの鍵となるのです。

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 特に炭水化物摂取に細心の注意を払わなければならないのは、減量期のアスリートでしょう。審美性を問われるスポーツ例えば体操やフィギュアスケート、体重で階級が分かれるスポーツ例えばボクシングを始めとする格闘技などでは、試合にあわせて、体重のコントロールを行わなければ行けません。しかもやみくもに体重を落とすと、試合でのパフォーマンスに影響が及んでしまうので、効率的に健康的に体重を落とすことが要求されます。近頃、低糖質ダイエットが流行っていますが、アスリートの場合、極端に炭水化物の摂取量を抑えてしまうと、練習に必要なエネルギーの確保や、筋肉の合成に不利な体内環境を作ってしまいかねないのです。つまりアスリートは、ただむやみやたらと炭水化物の摂取量を減らすことはできないのですから、どのような炭水化物を摂取するかという選択が必要になります。こうした場合にアスリートは、精白した米や、パン、麺類は選択しません。これらは、グリセミック指数が高く、急激に血糖値を上昇させると共に、急激な下降も起こしてしまうためです。血糖値が急激に下降し低血糖の状態になってしまうと、強い空腹感に見舞われるばかりか、ひどい時には意識障害まで招きかねないのです。 ……………………………………………………………………………………………………………………

 そこでアスリートが積極的に選ぶべき炭水化物としては、グリセミック指数が低いもの、例えば精白されていない玄米や全粒粉、そして大麦があげられます。 ……………………………………………………………………………………………………………………

 大麦の特筆すべき特性に食物繊維の多さがあります。しかも水溶性食物繊維と不水溶性食物繊維の双方をバランスよく含んでいるところに特徴があります。水溶性の食物繊維βグルカンは、食物の移動速度と、腸内での糖質の消化速度を遅らせることで、糖質の吸収を緩やかにします。つまり、急激な血糖値の上昇が抑えられるのです。  やはりグリセミック指数の低い玄米の場合は、不水溶性の食物繊維の含有量が水溶性より圧倒的に多く、排便を促すという点では優れていますが、糖質の吸収の抑制という点では大麦に劣るのです。 ……………………………………………………………………………………………………………………

 アスリートにとって大麦が玄米より好ましい点の一つに、貧血への対応という観点があげられます。  アスリートは貧血のリスクにさらされています。アスリートの貧血は運動性貧血と呼ばれ、運動の際の酸素運搬能力が失われることでパフォーマンスを著しく低下させかねないので、貧血対策は必至です。アスリートの貧血にはスポーツ活動によって赤血球が破壊されて起こる溶血性貧血、食事からの摂取不足が原因となる、鉄欠乏性貧血があげられます。女性アスリートは特に鉄欠乏性貧血に注意しなければなりません。そこで積極的な鉄分の摂取が必要になります。しかし玄米に多く含まれるフィチン酸は鉄分の吸収を妨げてしまうのです。フィチン酸は穀物や豆類の外皮に多く含まれます。精白されていない玄米は、必然的にフィチン酸を多く含みます。そこで対策として長時間浸水させて発芽させる必要が生じます。一方、大麦は精白しても有効成分である食物繊維が外皮でなく胚乳に含まれているため、健康効果を失うことがありません。そこで手軽に浸水の手間なく、白米とともに炊くことができるというメリットがあります。貧血を回避しつつ、グリセミック指数を低く抑えられるという点で、大麦はアスリートの炭水化物摂取に大変ふさわしい穀物だと言えるでしょう。またアスリートの減量対策、貧血対策は一般の私たちにとっても有効な方法であることは言うまでもありません。 ……………………………………………………………………………………………………………………

Presented by スポーツ・スーパーフードマイスター 森 弘子 ……………………………………………………………………………………………………………………